《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》 のモダン解禁は素直に嬉しいです (挨拶
以前スタンで愛用していたのもありますが、
新たな選択肢が増えてより面白くなるという意味でも。
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公式で 『ラヴニカへの回帰』 のリストが公開されたので ちょっと雑感を。
まず、 単色と多色の一部 (青白, 青赤)。
後篇→ http://9810re.diarynote.jp/201209270529027902/


◎ 単色
  ● 白
《静穏の天使》 (4)(白)(白)(白)
クリーチャー ― 天使
飛行
静穏の天使が戦場に出たとき、あなたは戦場にある他のクリーチャーかいずれかの墓地にあるクリーチャー・カード、あるいはその両方から最大3つまでを対象とし、それらを追放してもよい。
静穏の天使が戦場を離れたとき、その追放されたカードをオーナーの手札に戻す。
5/6
7マナと高コストではあるが、 CIP能力に柔軟性の高さを感じるのでフィニッシャーとして使えそう。 公式が [青白系コントロール] を組めっていっているから、 ワンチャンあるかもww
 

  ● 青
《サイクロンの裂け目》 (1)(青)
インスタント
あなたがコントロールしていない土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
超過 (6)(青) (あなたはこの呪文をその超過コストで唱えてもよい。そうした場合、あなたがコントロールしていない土地でない各パーマネントをそれぞれオーナーの手札に戻す。)
《分散》 の亜種で、 対戦相手のパーマネントしか対象にできない代わりに 超過がついた。
超過コストを支払えば不利な盤面をひっくり返すことも可能だが、 クロックパーミ系なら 7マナに到達する前に決着がついているだろうし、 コントロール系ならもっと効率のいい回答があるだろうから超過コストを支払うことは少ないと思う。 超過コストでプレイできないのなら ただの 《分散》 の下位互換、 なのでそこまで強くないと思う。

《思考を築く者、ジェイス》 (2)(青)(青)
プレインズウォーカー ― ジェイス
[+1]: あなたの次のターンまで、対戦相手1人がコントロールするクリーチャー1体が攻撃するたび、それはターン終了時まで-1/-0の修整を受ける。
[-2]: あなたのライブラリーの一番上から3枚のカードを公開する。対戦相手1人は、それらのカードを2つの束に分ける。一方の束をあなたの手札に加え、もう一方をあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
[-8]: プレイヤー1人につき、そのプレイヤーのライブラリーから土地でないカードを1枚探してそれを追放する。その後そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。あなたはそれらのカードを、マナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
4
初見はビミョーだったが、 意外に 使えると思う。
まず [-2] は、 トップ3枚の中から欲しいカードをピックできるのだから弱いわけがない。 できればその能力を 2回プレイしたいが、 返しで倒されても十分お釣りはくると思う。
[+1] は、 対ビート戦なら相手の打点を下げ、 忠誠値5の 《ジェイス》 に攻撃された場合は大幅なダメージ軽減になるので優秀だと思う。
[-8] ?? そんな能力知りませんw 強いとは思うけど [-2] と [+1] があれば十分でしょww


  ● 黒
《死滅都市の執政》 (3)(黒)(黒)(黒)
クリーチャー ― 吸血鬼
飛行
あなたがコントロールするクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、その点数に等しい数の+1/+1カウンターをそれの上に置く。
6/5
サイズがデカく、 書いていることもスゴい。 でも 除去耐性が低くく、 《思考の評決》 などをプレイされると‥‥ 除去耐性を付加しろとまではいわんが、 もう少し即効性のある能力にして欲しかった。

《究極の価値》 (1)(黒)
インスタント
単色のクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
実質 《喉首狙い》 の下位互換。 《喉首狙い》 が強すぎたのは否定しないが、 《オリヴィア・ヴォルダーレン》 や 《高原の狩りの達人》 などの 『イニストラード・ブロック』 の主力級も対象にできないのは痛すぎる。 スタンでも見ることはほとんどないと思う。

《地下世界の人脈》 (1)(黒)(黒)
エンチャント ― オーラ
エンチャント(土地)
エンチャントされている土地は「(T),ライフを1点支払う:カードを1枚引く」を持つ。
かつて 《闇の後見》 でドローを繰り返していた者としてこの手のカードは歓迎だが、 ビートでは少し使いにくそう。 そういいながらも、 [黒系ビート] を使うとしたら とりあえず試してみると思う。


  ● 赤
《灰の盲信者》 (赤)(赤)
クリーチャー ― 人間・戦士
先制攻撃、速攻
プレイヤー1人が墓地から呪文を1つ唱えるたび、灰の盲信者はそのプレイヤーに3点のダメージを与える。
2/2
2マナ, 2/2, 速攻, 先制攻撃、 墓地から呪文を唱えたプレイヤーに 3点のダメージを与える。
この環境で赤単を作るのはビミョーだから使えんだろうという声を聞くが、 これだけ多色サポートが充実している環境だから 赤主体のビートダウンなら普通に入ると思う。 ただ、 《イゼットの魔除け》 のカモになる気はするが ‥‥

《ミジウムの迫撃砲》
ソーサリー
あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。ミジウムの迫撃砲はそれに4点のダメージを与える。
超過 (3)(赤)(赤)(赤) (あなたはこの呪文をその超過コストで唱えてもよい。そうした場合、ミジウムの迫撃砲はあなたがコントロールしていない各クリーチャーにそれぞれ4点のダメージを与える。)
2マナで クリーチャーに4点ダメージ。 次環境でも暴れ回るであろう 《修復の天使》 への解答になるのは偉い。 また、 超過コストを支払えば 《天使への願い》 の回答にもなる。 一発逆転を狙うなら 《忌むべき者のかがり火》 、 堅実にいくなら このカード って感じになると思う。


  ● 緑
《野生の獣使い》 (1)(緑)(緑)
クリーチャー ― 人間・シャーマン
野生の獣使いが攻撃するたび、あなたがコントロールしている他の各クリーチャーはターン終了時までそれぞれ+X/+Xの修整を受ける。Xは野生の獣使いのパワーに等しい。
1/1
擬似喊声を誘発させるクリーチャー。 パワーを上げれば、 一瞬で相手を倒すことも十分に可能。 ただ 3マナ 1/1とコストの割に貧弱なため、 《ラムホルトの勇者》 同様あまり活躍することはないと思う。  1マナ 0/1だったら結構おもしろい結果になってかも ‥‥


◎ 多色
  ● 青白
《アゾリウスの魔除け》 (白)(青)
インスタント
以下の3つから1つを選ぶ。「あなたがコントロールするクリーチャーはターン終了時まで絆魂を得る。」「カードを1枚引く。」「攻撃クリーチャー1体かブロック・クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番上に置く。」
イマイチよくわからないカードだと思うが、 《聖トラフトの霊》 との相性を考えると中々恐ろしい。 一番下のモードを使えば、 ブロック・クリーチャーをライブラリーの一番上に移動させて 《トラフト》 を生還させ、 相手のドローを実質 1ターン飛ばす。 絆魂モードを使えば、 わずか 2マナで 6点もライフゲインできる。
次環境で 《トラフト》 が使われない可能性はほぼゼロに等しいので、 スタンではある程度見るカードになると思う。

《拘留の宝球》 (1)(白)(青)
エンチャント
拘留の宝球が戦場に出たとき、拘留の宝球という名前でなく土地でないパーマネント1つを対象とする。あなたはそのパーマネントと、そのパーマネントと同じ名前を持つ他のすべてのパーマネントを追放してもよい。
拘留の宝球が戦場を離れたとき、その追放されたカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
《忘却の輪》 の無色マナを青マナしたら、 《大渦の脈動》 の亜種になりましたって感じ。
《忘却の輪》 とは違い 《未練ある魂》 のような数並べるカードにも対応できてしまうなんて WotCは何を考えたのだろうか ‥‥ 《秘密を掘り下げる者》 を採用しない [青白系] なら間違いなく採用するだろうな。

《劇的な救出》(白)(青)
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。あなたは2点のライフを得る。
ライフゲインもできるバウンス。 前環境で暴れ倒した 《蒸気の絡みつき》 の後釜として期待されるカードではあるが、 流石にコストが重いと思う。 それを使うくらいなら 《送還》 か 《灼熱の槍》 を入れた方がいいと思う。

《スフィンスクの啓示》(X)(白)(青)(青)
インスタント
あなたはX点のライフを得て、カードをX枚引く。
《天才のひらめき》 の亜種で、 ドローだけでなくライフも得ることができる。
最近まで 《青の太陽の頂点》 がスタンで使用できたが、 使っているプレイヤーを見ることは殆どなかった。 前期は 《精神を刻む者、ジェイス》 が神過ぎ、 後期は 《熟慮》 《禁忌の錬金術》 といった軽量ドローが充実していたのが要因だと思うが、 このカードはどうだろうか?? ライフも得ることができるので スローな環境であればチャンスはあると思うが、 《聖トラフトの霊》 も続投するので役目は少ないな。 結局過激なことが書いてあっても環境に合ってないカードは ただの紙切れ に過ぎないと思う。

《思考の評決》 (1)(白)(白)(青)
ソーサリー
至高の評決は打ち消されない。
すべてのクリーチャーを破壊する。
打ち消せない 《審判の日》 。 発表直後 DN内でも結構の騒ぎになったが、 《審判の日》 も使えるならそっちを使うと思う。 《終末》 は破壊力こそ高いが、 《思案》 なきスタンでは博打性が高く、 マナを 6まで上げる前に窒息死する可能は十分ありえる。  《至高の評決》 は 《聖トラフトの霊》 を確実にしとめれるのは偉いが、 3つもカラーを指定されているのがツラい。 ビート相手の後手 4ターン目の全除去プレイの可否は勝敗に直結するので、 このリスクは想像以上に高いと思う。 でも現実問題 《審判の日》 はスタンで使えないので、 [青白系コントロール] にはこのカードを採用すると思う。


  ● 青赤
《対抗変転》 (青)(青)(赤)
インスタント
対抗変転は呪文や能力によって打ち消されない。
あなたがコントロールしていない呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
超過 (1)(青)(青)(赤) (あなたはこの呪文をその超過コストで唱えてもよい。そうした場合、あなたがコントロールしていない各呪文をそれぞれ打ち消す。)
超過も付加された打ち消せない 《取り消し》 。 《魂の洞窟》 もあり カウンター不能なことも多いが、 『アヴァシンの帰還』 以降の [ケッシグ] と対戦する [デルバー] がサイド後も 《マナ漏出》 を抜かないのと同じで、 カウンター可能で抑えておきたい呪文を打ち消せるのはやはり偉い、 しかもこのカードの場合確実に。
超過はおまけに過ぎないが、 『ストーム』 ばかりでなく 『続唱』 も補完できるので、 もしかしたらモダンで使われるかもしれない。

《イゼットの魔除け》 (青)(赤)
インスタント
以下の3つから1つを選ぶ。「クリーチャーでない呪文1つを対象とする。そのコントローラーが(2)を支払わないかぎり、それを打ち消す。」「クリーチャー1体を対象とする。イゼットの魔除けはそれに2点のダメージを与える。」「カードを2枚引き、その後カードを2枚捨てる。」
「非クリーチャースペルに 2マナ追加要求」 「クリーチャーに 2点」 と序盤なら確実に相手を妨害できるだけでも偉いのに、 終盤にトップしても 「2ドロー、 2ディスカード」 して欲しいカードを探せるとかどんだけ万能やねん。 このカラーのデッキ組むなら これ 4枚から考えても問題ないレベルだと思う。

《竜英傑、ニヴ=ミゼット》 (2)(青)(青)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー ― ドラゴン・ウィザード
飛行
竜英傑、ニヴ=ミゼットがプレイヤー1人にダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
(青)(赤):クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。竜才者、ニヴ=ミゼットはそれに1点のダメージを与える。
5/5
『次のターンまで生き残れば、 以降はドローを繰り返して試合を終わらせます』
そんな説明文が書いてあっても可笑しくないカード。 [トリココン] を組むならエンド候補になり、 そして その期待は裏切られないと思う。 だって次のターン以降 追加2ドローできるなんて凄すぎるよ。

コメント

GALDE
GALDE
2012年9月25日15:06

《アゾリウムの魔除け》

とりあえず、俺の所属ギルドの名前をどっかの金属みたいな名前にしたので訴訟。

くはとれ@スタンしない
2012年9月25日18:23

すいません、 修正しました。 

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